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モーゼ計画

2020年7月10日 モーゼ計画 可動式ゲートのゼネラル試運転

モーゼ計画が開始された2013年からは 頻繁に通訳の仕事でモーゼ計画の視察に同行してきました。視察先はモーゼ計画のためにConsorzio Venezia Nuova(CVN)でしたが、汚職事件が起きてからは、ヴェネチア市役所が視察の場となりました。

Consorzio Venezia Nuova (CVN)は、国の事業として、1982年に4つの民間建設会社で構成した民間の会社が設立されました。社名は「新ヴェネチア事業連合」となります。公共事業交通省の外郭的な組織で、高潮・浸食・環境対策を目的とした計画をたて、その計画に基づいて全事業の実施を行っていました。CVNが提案した事業計画は関係省庁で構成した検討委員会が検討、決定して実施するという組織構造になっていました。2014年に汚職が発覚しました。現在は臨時管理委員会がモーゼ計画の運営を行っています。