Verona ヴェローナ

ヴェネチアから特急列車で所要1時間10分

ローマ帝国時代からローマとドイツを結ぶ縦の線の交差するところにある故、交通の要所として、街として大変栄えていました。中世にはスカラ家統治の下、全盛期を迎えます。15世紀以降はヴェネチア共和国の支配下に入り、それ以後ヴェネチア共和国と同じ歴史をたどります。
ローマ時代から中世、ルネッサンス時代の繁栄してきた歴史ある街として、各時代の建物が今日も残っており、世界遺産に登録されました。街の象徴であるローマ時代の円形闘技場(アレーナ)では、夏には世界的に有名な野外オペラが行われます。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台としても有名で、ジュリエットの家も有名な観光名所となっています。ローマ時代の建築物の旧市街、アレーナ、エルベ広場からスカラ家のお墓、シニョーリア広場、ジュリエットの家、ロミオの家など中世の街並み、ヴェネチア共和国時代の建築物を訪問しながら、一日でヴェローナの歴史を楽しんでいただけます。

ヴェローナ近郊には、日当たりの良い葡萄畑が連なり、ヴァルポリチェッラ地域、バルドリーノ地域といったヴェネト州を代表するワイン産地が広がっています。ワインが好きな方には、ヴェローナ近郊のヴァルポリチェッラ・アマローネ(赤ワイン)のワイナリー訪問を取り入れることも可能です。

ヴェネチア州都のヴェネト州北西に位置するヴェローナ近郊にあるヴァルポリチェッラの地名は、ヴェローナの北方にあるワイン生産地で、イタリア最大の淡水湖ガルダ湖のほとりに位置して、渓谷に沿った南西向きの急斜面にぶどう畑が広がっています。土壌は石灰質や砂岩質で、春先の雪解けや秋口の大雨の時期には、豊富な水量に恵まれています。年中通して温暖ですが、湖の近くにあるため、この地域にしては昼夜の寒暖差が激しく、こうしたワイン醸造に適した環境のもと、ワインの原産ブドウ品種コルヴィーナ種、コルヴィノーネ種、ネグラーラ種、モリナーラ種、ロンディネッラ種などがが栽培されています。古くからの特定栽培地域で「クラッシコ」を名乗ることのできるフマーネ、マラーノ、ネグラール、サンピエトロ・イン・カリアーノ、サンタンブロジョオ・ディ・ヴァルポリチェッラの中心地にあるワイナリーを訪問して、試飲して頂きます。
その中でも、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは、DOCG (統制保証付原産地呼称) ワインで、ヴェネト州で重要なワインのひとつです。「陰干し製法」と呼ばれる伝統的なテクニックで、収穫されたブドウはすのこ状の板に広げられて、大部分の水分が蒸発するまで陰干しされます。この製法を用いたワインはイタリア全土で、他にも数多くありますが、そのほとんどは甘口ワインなのに対して、アマローネワインは辛口で、濃厚さ、まろやかさが特徴です。

<ヴァルポリチェッラの試飲ワインの種類と特徴>

訪問するはヴァルポリチェッラの代表的な歴史ある生産者であり、16世紀頃からこの地でワインを製造してきて、熟成に用いるオーク樽をヴェネト州で初めて採用したことでも知られています。

ワイナリーでは下記の4種類を味わって頂きます。

・ヴァルポリチェッラ・ クラッシコ Valpolicella Classico DOC
ミディアムボディータイプのワインで、アロマはプラムやプルーンなどの黒系果実に混じり、ヴァルポリチェッラ独特のアーモンドなどを思わせる果実の豊かな味わいを楽しめます。古くからワインをつくっている特定地域のワインのみが クラッシコ を名乗ることができます。

・ヴァルポリチェッラ・ リパッソValpolicella Ripasso DOC
伝統的な製法として「リパッソ」という方法があります。イタリア語で「復習」と言う意味があり、発酵が 終了して、アマローネ製造で、搾りかすの残った樽に普通のワインをもう一度注ぎ、2〜3週間熟成させる製法です。お茶で言えば、二番煎じになりますが、手間がかからない割に、コクのある風味のよいワインに仕上がります。

・アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ Amaroen della Valpolicella DOCG
ヴァルポリチェッラの伝統的な製法によって、生産される高級なワインがアマローネです。ローマ時代から醸造されていた歴史深い甘口ワイン「レチョート」があります。数ヶ月陰干ししたぶどうは糖度が高く、そのブドウで醸造されたのが甘口ワイン「レチョート」です。当時「レチョート」の樽から、ある日偶然に発酵した苦い「レチョート」が発見されました。理由は、「レチョート」が発酵を続けて、糖分が完全にアルコール化してして辛口になってしまいました。つまり、「アマローネ」は「レチョート」醸造段階の偶然の失敗で誕生したワインでした。実際、イタリア語でアマーロ(amaro)は「苦い」と言う意味があります。「レチョート」が甘口ワインなのに対して、「アマローネ」は甘くない、苦いと言う意味で名付けられた、失敗の経験を基に造られたワインでした。陰干し(アパッシメント)で、ぶどうを数ヶ月間陰干しする独特な製法によってつくられ為、長い間陰干ししたぶどうは糖度が高くなり、濃厚な味わいになるのが特徴です。最高の房のみを厳選して収穫した後、ブドウ陰干し(アパッシメント)を行う行程が大変大切です。4ヶ月〜6ヶ月間の陰干し(アパッシメント)を終えた後、皮ごと発酵が始まって糖分がアルコール化して、糖分が減ってできたのが「アマローネ」で、糖分が増してできたのが「レチョート」です。「アマローネ」の熟成期間は収穫後の1月1日から規定2年で、中には20年熟成することもできるそうです。苦みのきいた深い味わいで、後味が豊かで、開栓後徐々にまろやかになっていくのも特徴です。

・レチョート ・デラ・ヴァルポリチェッラ Recioto della Valpolicella DOCG
ローマ時代から醸造されていた歴史深い甘口ワインで、ヴァルポリチェッラの丘で日差しにたっぷり当たったブドウを3ヶ月の陰干し(アパッシメント)したぶどうは糖度が高くなります。
「レチョート」とは、ブドウの房の上部の部分の日差しによく当たる部分をさし、この糖分の多い部分から造ったワインが「レチョート」と名付けられるようになった、もしくは、「耳たぶRecioto (ヴェローナ方言)」の固さに陰干しするなどの意味から名づけられたとも言われています。その後、貴腐菌「ボトリティス・チネリア菌」がつくことで、甘味が凝縮して、香り、複雑味が増していきます。

ご希望に応じて、現地の公認ライセンスガイドがご案内差し上げます。