2016年のイタリア復活祭 PASQUA パスクア

2016年3月27日は復活祭です。イタリア語でPasqua パスクワ、英語でイースター です。
十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目によみがえったことを記念する日です。
キリスト教の典礼暦における重要祝日の一つです。 春分の日の後、最初の満月の次の日曜日に祝う移動祝日です。
数々の奇跡を起こしたキリストですが、その奇跡の中でも象徴的なのは、死後の「復活」です。
復活祭は、春の自然の蘇りを祝う日でもあります。

パスクワ翌日の月曜日 は、イタリア語でPasquetta(パスクエッタ=小さなパスクア)、あるいは(天使の月曜日)と呼ばれ祝日になります。
学校も短い休みの期間になり、社会人は週末から月曜日まで3日間の連休になるので、前後にお休みを加えてまとめて休暇をとる場合もあります。
春のミニバカンスのようなものです。この時期の別れ際の挨拶は、Buona pasqua!(ブオナ パスクワ!=良いパスクアを!)となります。

パスクワ当日には、家族、もしくは親類や友人が集まって、昼食会が行われます。大勢が集まれば、それこそ大昼食会となります。
伝統的には、昼食会の食事は色づけしたゆで卵から始まります。地方や家庭によって様々ですが、ゆで卵を食べた後には、前菜、続いてパスタ料理を食べます。
そメイン料理に関しては、大抵の地方でも、家庭でも統一して仔羊を食べます。仔羊は、キリスト教徒にとっては「神への生け贄」としてささげられてきた動物です。

デザートも統一しており、この時期、スーパーやお菓子屋さんで必ず目にする「卵のチョコレート」と「コロンバ」です。
「卵のチョコレート」は、カラフルな包みで、様々なデザインや大きさの異なる卵が町中の店頭に並びます。
その中でも「巨大な卵のチョコレート」は、中は通常空洞で、子供用におもちゃやお菓子などが入っています。
「コロンバ」は鳩が羽ばたくようなかたちをしていて、ブリオッシュの生地をゆっくり発酵させた鳩型のお菓子です。
バターと卵がたっぷり使用された生地はオレンジピールやドライフルーツが入っており、トッピングにはアーモンドペーストとアーモンドが塗られてふんわり焼き上げられています。

そして、日曜日3月27日午前2時にサマータイムが開始します。
それ故、土曜日の晩には一時間時計を早めて眠ることになります。つまり、土曜日の睡眠時間がいつもより一時間短くなります。日本との時間差は8時間から7時間になります。
毎年のことながら、この一時間差は微妙ながら、1、2日は日常の生活リズムの調子が、おかしくなるものです。これは夏時間から冬時間に変更する時も同じです。
当日はもちろん、数日経っても街中の時計は変更していないところがあるので、時々自分の時計や携帯の時計で確認することもあります。