ヴェネチア情報

ヴェネチアを訪問する前に読んでおくと役に立つ情報です。ヴェネチアの観光を楽しむには、まず立地条件をはじめ、歴史、地理、経済、気候などの状況を旅行前に読んで、ヴェネチア滞在をご満喫ください。お店の多いヴェネチアでショッピングとレストランを間違いなく選ぶにはヴェネチアの物価、食文化を読んでおくと参考になるでしょう。ヴェネチア料理を満喫するには「料理」「魚介類」を読んで参考に読んで頂き、美味しく召し上って下さい。

 

歴史

ヴェネチアの名前は紀元前1世紀古代ローマ帝国時代に現在のヴェネト州、フリウリ州、トレンティーノ州、イストリア半島を含めた地域を『ヴェネティア』と称していたことに由来するそうです。7世紀末に初の国家元首ドージェが選出され、18世紀末にナポレオン支配で滅亡するまで選挙による選出と役職制度はヴェネチア共和国と共に10世紀以上続きました。中近東の国々とヨーロッパの橋渡しする重要な地中海貿易都市の中心地として栄え、その富で築かれたヴェネチア共和国時代の政治力、軍事力、経済力を象徴する過去の遺産が、今日のヴェネチアそのものなのです。共和国の歴史と共に築きあげられた建築と芸術、水の都迷宮都市に華やかなヴェネチア共和国時代の面影を垣間見ることができます。

地理

ヴェネチアの島は約120の島が密集して存在しており、そうした島々が400の橋で結ばれています。その多くは、19世紀に造り加えられたもので、全ての橋が太鼓橋なのは、水面と陸上の差が少ない為なのです。島は路地と広場、建物が150の水路の網で形成されています。こうした水路は人工的に造られたものが多く存在しています。これらの水路は、昔また今日も同様に、船で物資を運送する為に必要に迫られて造られました。現在、世界でも唯一の水の都と呼ばれる由来になった独特の景観が特徴的なヴェネチアの島は、美的景観から意図的に建造された素晴らしい建築物もありますが、島の建造に関しては美的景観にこだわったのではなく、ある意味生活していく上で、必要に迫られて建造されたわけです。

ヴェネチアには車が走る道路は存在しません。交通手段をつかっての移動は船で運河を移動し、それ以外は徒歩のみとなります。迷路のように入り組んだ細い路地に迷いながら、ゴンドラや船の生活を経験し、街中の店頭に並ぶヴェネチアならではの色鮮やかなガラスや仮面を眺めながら、幻想的なヴェネチア独特の散策をお楽しみください。

 

気候

ヴェネチアは緯度的には北海道に位置しますが、気候的には東京と同じくらいです。但し、春と秋が大変短く、年によっては数日で、冬から春をとおりこして夏になってしまったり、夏から秋をとおりこして一機に冬になってしまったりすることもあります。この点は世界的な温暖化の気候の変化で、 ヴェネチアのみでなくイタリア全土の近年の気候現象でもあります。ヴェネチアは湿気で有名な場所です。「夏は蒸し暑く」「冬は底冷えする」気候です。年間通して、湿度約100%の日が頻繁にあります。

春から夏にかけては朝晩と日中の温度差が10度以上のことがあります。ですから朝晩は肌寒く感じますので、何か羽織るものを持ってこられることをお勧めします。いずれにしても、近年は世界的に気候が変化して、 例年の気候はなくってきています。その年によって様々な気候になってきていますので、そのことは考慮さしておいて下さい。

特に雨季はありませんが、比較的季節の変わり目は雨が降りやすいようです。ヴェネチアは細い路地を歩くので折りたたみ傘が必須です。夏は近年ですと、35度以上まで上がる日も頻繁にあり、日によって日射しが相当強いので帽子は必需品です。女性の方は日焼け止めクリームと折りたたみ日傘をお持ちになることをお勧めします。冬も東京とだいたい同じ気温です。冬はとにかく湿度からくる底冷えが厳しいので、服装は完全防備で、更に貼れるホカロンや靴に入れるホカロンは必需品として持参されることをお勧めします。いずれにしても、世界同様もはやイタリアも異常気象で、猛暑と寒波の状況は毎年悪化しています。

 

経済

イタリアの地方行政区分では20の州が存在し、各州が110の県に分かれます。そして各県にコムーネ(市、町、村)があります。ヴェネチアはヴェネト州、ヴェネチア県、ヴェネチア市になります。ヴェネチア市の領域はイタリア本土側にもあり、ヴェネチアの島をはじめ、その他のラグーナに存在する約40の島々もヴェネチア市になります。

ヴェネチアの収入源は観光収入が中心となります。世界の観光都市と言われているだけあり、収入額は約1兆2000億円だそうです。イタリアの年間約4千万人の訪問客がおり、ヴェネチアは近年の多かった年で2千4百万人と言いますから、イタリアを訪問する半分以上の観光客がヴェネチアを訪れているわけです。ヴェネチアの観光産業は、ヴェネチアの島を中心とした歴史地区に限られず、アドリア海沿いにいくつもある海水浴地域の夏期の観光産業も重要な収入源になっています。太陽を求めて、北ヨーロッパから多くの海水浴を目的とした長期滞在型の観光客が大半を占めています。それ以外にも、本土側に16世紀から18世紀に建てられた貴族達の別荘が残ったブレンタ川付近なども見逃せない観光地域です。ヴェネチアの観光シーズンは4月の復活祭時期から「ヴェネチア映画祭」が開催されて世界中から俳優、監督、報道陣で賑わう9月前半です。9月後半から11月まで、ヴェネチアのホテルやイベント会場で頻繁に会議が行われます。また、近年では3月から11月までクルーズ船で世界中の観光客がヴェネチアを訪問します。毎2年ごとに行われる歴史的に有名な「ビエンナーレ」と言う現代美術展が夏から秋まで行われ、それが行われていない年には「建築ビエンナーレ」が行われます。

ヴェエネチアで観光客が落ち着くのは12月と1月です。とは言え、年末年始をヴェネチアで迎えようとする観光客が増えます。年によって時期は異なりますが、1月の終わりから3月中にかけて約10日間世界的に有名な「仮面のカーニバル」が行われます。この時期は1年で一番混み合う時期で週末などは人混みをかきわけて歩くのに苦労するような混雑ぶりです。と言うことで、ヴェネチアは1月と12月の一時的な時期以外は常にイベントや観光シーズン客でにぎわっているわけです。

それ故、ヴェネチアの島、その他の島々の多くの住民が観光に携わって生活するのは当然のことなわけです。また、アドリア海沿いの夏期の観光業も非常に盛んで、季節労働でこの時期のみ他の地域から仕事にくる人も多いです。職業はホテル、レストランやカフェ、飲食業、ヴェネチアンガラスや仮面のお店の経営、観光客用アパート賃貸、旅行代理店などが中心です。ムラノ島では世界的に有名な様々なガラス製品が製造され、海外への輸出業も盛んです。また本土側のマルゲーラ地区はイタリアでも大きな工業地帯の一つで石油製品や製鉄などの工業も盛んです。

このように過去の遺産と地理にに恵まれたヴェネチアの島を中心にしたこの地域は、イタリアの他の都市に比べて経済的に安定した豊かな地域になっているわけです。

 

物価

ヴェネチアはイタリアの中でも物価の高い町とされています。理由は2つあります。1番目は世界の観光都市で観光地価格というのがあります。2番目はヴェネチアが島であると言う立地条件にあります。

1.観光地価格

バー ルで食べるサンドイッチ(Tramezzino)やパニーニ(Panini)からレストランの食事まで高いです。ピザは一番シンプルなピザ・マルゲリータ(Pizza Margherita)で安くて8ユーロです。他の街なら3分の2または半額で食べられるところさえあります。食事は比較的庶民的なトラットリア(Trattoria)やオステリア(Osteria)、ヴェネチア風居酒屋のバカロ(Bacaro)でも、ハウスワインにパスタと他の一品を食べて食後のコーヒー飲んで、一人30から40ユーロ位です。ですからイタリア的なコース(前菜、パスタ、メインディッシュ、デザート)を注文して中級のボトルワインなど頼んだら、確実に70ユーロは超えます。とは言え、日本人でこのコース料理を1人で食べられる人はいませんから、コースで頼む方もいないと思います が。ヴェネチアに限らず、イタリアは観光国ですから、何処に行っても観光客相手のレストランがあって、割安の金額で「ツーリストセットメニュー」なるものがありますがお勧めしません。やはり好きな料理を1品ずつ注文するのをお勧めします。

2.立地条件

全ての生活物資はイタリア本土から船で運ばれます。日常生活で欠かせない食料・飲料品から、事務用品、電化製品、家具などまで。また、船で運んだ後、スーパーやレストラン、お店に運ぶには大型のトラック船が着ける場所に品物を荷物降ろした後は、人が旧式にリヤカーで運ぶしかないわけです。人混みの中を細い路地を通り、いくつもの階段式太鼓橋をわたって運ぶのでそれは大変なことです。それ故、船の交通費、物を運ぶ人達の人件費がかかり、日常生活をしていても本土側よりも物価は高いわけです。人が生活していたらどこでも必ずごみ処理もしなければなりません。ヴェネチアは年間で2千万人以上の観光客が訪問する世界最大の観光都市の一つです。住民から発生する」ごみ以外に観光客から発生するごみや道端に捨てられるごみは相当な量になります。こうしたゴミ処理費用は基本的に住民が支払っています。ヴェネチア市が一部の観光客から徴収している入都税からゴミ処理が行われているようではありますが。ごみ収集も全て人がリヤカーで行い、ごみ収集船に載せて本土側の処理場まで運びます。それ故ごみ処理にも人件費や船の交通費がかさむわけです。こうした様々な理由により、基本的な生活費用がイタリア本土側より高くなるわけです。

3.ヴェネチアの不動産

ヴェネチアは非常に不動産が高い島です。賃貸でも購入する場合でも、若者が独立して住むには非常に高くつきます。それ故1970年代位からイタリア本土側に移り住んでいく若者が絶えません。近年はこの現象が強調され、若者の人口の減少が大幅に増加する一方でした。その現象を改善するためにヴェネチア市が結婚した若いカップルに援助金をだして家を購入数する手助けをしていた時期もありましたが、財政上の問題が発生し数年で終わりました。最近は契約して賃貸するよりも、数日滞在の観光客に貸すことを好む大屋が増えてきています。そうした中で更に不動産は高騰しています。一方で商人の街だけあって、店舗は更に高い賃貸となります。家の賃貸よりも店舗の賃貸の高騰は目を見張るものがあります。この現象は10年位前から起きています。それ故ヴェネチア人が経営していたカフェや洋服や雑貨品などの個人店が閉鎖して、中国人経営のカフェや皮製品と偽物を売るお店が続々と増えました。これだけヴェネチアの高額店舗でも購入することもでき、賃貸できるのが中国パワーのようです。

4.偽物製品に要注意

中国の偽物製品が当然のごとく出回っており、道端でまで売っています。道端の場合は明らかですが、店頭に並んでいる場合は観光客には見分けられないので、金額の安さに惹かれて知らずに多くの観光客が偽物や中国製品をヴェネチアで購入しているのが現状です。これはイタリア全土においてヴェネチアに限ったことではないですが、ヴェネチアが観光都市で、お土産が売れやすいのも影響しているようです。またヴェネチアの伝統産業であるヴェネチアンガラスも10年以上前から偽物の中国製品や外国製品が出回り、この数年で状況は悪化しています。一時期、ムラノ島のガラス職人達が伝統的なガラス製品を保護する意図で、ムラノ島職人協会を創立してガラス製品に貼る「ムラノ島製品シール」を作りましたが、プライスにしか目がいかない観光客はシールの存在なども知らず、気づかずに購入していくわけです。こうした時代の変化の中で偽物の中国製品や外国製品のガラスの市場にすっかり浸透されてしまい、工房や工場を閉鎖する現象も起きています。ヴェネチアに来て偽物の中国製品や外国製品のガラスを購入することを避けるためにもアドバイスです。写真で紹介するような1ユーロ商品を売りにしているようなお店、これぞとばかりにセール(ScontoやSaldi)を強調して、ガラスから仮面、小物、アクセサリーなど何でもありのようなお店は典型的な偽物の中国製品や外国製品を扱ったお店ですのでご注意ください。また、女性の方に強調して警告しておきます。そこらじゅうにあるカラフルな色合いを強調した革製品のお店は通常中国人のスタッフがいるのでわかりやすいです。全て「Made in Italy」と表記してありますが、イタリアの皮を使用していれば縫製を中国で行っても「Made in Italy」と表記できるようです。まずは金額をご覧になっていただければわかります。イタリアがどんなに皮原産国で国で日本で購入するより安いとしても、皮職人が製造した製品はそれなりの金額はします。製品だけみても見分けはつきにくいかもしれませんが写真にあるようなカラフルな革製品と中国人スタッフがいるお店なら間違いないです。間違った買い物をしない為にもご参考にして下さい。

 

生活

ヴェネチアの島だけの人口は約6万人です。他の島々も含めたら、約6万9千人です。年間の観光客の訪問数が2万4千万人です。夏のクルーズ船のシーズン中でしたら、クルーズ船客だけで1日で約3万人近い人がヴェネチアに下船し、更に観光バス、列車、車などその他の交通手段で到着する人が約1万5千人と記録した日がありました。と言うことは、ヴェネチアの人口の3分の2以上の観光客が一日でヴェネチアの島を占領するわけです。それも中心地となるサン・マルコ広場やリアルト橋付近に集中するわけです。町の中心地はもちろんですが、その他の地区から他の島々も観光客でにぎわいます。また人混みを避けて裏の細い路地を歩けども、観光客で路はふさがれてしまいます。

観光シーズン中は、唯一の公共の交通手段である水上バス「ヴァポレット」など、満員電車並みで一本見逃さないと乗船できないあり様です。通勤中の人がこうした状況を避けるために30分位徒歩で仕事場まで通うと言うのは日常的な光景です。基本的にヴェネチア人は幼い時から歩きで生活することに慣れています。ですから都市の電車、車で移動している人々に比べたら、ヴェエチア人は「徒歩」が当たり前の移動手段なのです。

こうしたテーマパークになりつつある世界の観光都市を象徴するような生活がある一方で、庶民的な地区や広場に行くと、地元の暮らしぶりを感じることもできます。朝から街は動き始めます。通勤前に幾つもの橋をわたりながらマラソンをする人、眠い顔をした通学中の子供を保育園、幼稚園、小学校に連れていく親たちの姿、運河には本土から運ばれてきた物資の荷物を運ぶ船が行き交い、その荷物をリヤカーで運ぶ若い男性諸君、縞シャツ着たゴンドリエーリ達が商売道具のゴンドラのメンテナンスをしている姿などを見かけるのはヴェネチアならではの光景です。ヴェネチアの広場では、カフェやバールなどがあり、コーヒーから食前酒、ワインなどを飲みながらおしゃべりに没頭する人々から、立ち話している人々の姿もよく目立ちます。午後から夕方にかけては、幼稚園や小学校が終わった後、広場で遊ぶ子供たちに混ざって、青空社交場とばかりに、迎えにきた親たちがおしゃべりしている光景も非常に日常的です。母親が大半ですが、両親で迎えに来ている場合もありますし、中には仕事柄父親が送り迎えをするというのは何も珍しいことではありません。

面積5km²ヴェネチアと言う島の中で生活していると、いわゆる村の生活のようなものです。毎日、歩いていると必ず誰かに会います。近所の人のみならず、仕事関連者から、昔のクラスメート、しばらく音信不通だった友人にばったり会ってしまうわけです。そして友人や知り合いが、仕事関係者であったり、知り合い、友人関係であったり、親類関係であったりなど必ずどこかでつながっているのです。それ故、うわさなんて当然のごとく容易く飛び交い、好奇心の強い、おしゃべり好きのイタリア人達ですから・・・ご想像はつくかと思います(笑)。

ヴェネチアは生活物資のみならず、不動産の物価も高い為、常に若い人は本土側に移り住む人も多く、結婚や同棲などした若いカップルの人口が減少しています。それと共に少子化高齢化も進んでいますから、ヴェネチアの人口の平均年齢は上がり、幼稚園、小学校なども減少しています。これだけ街が観光客にむけて、テーマパーク化して、物価も高騰する一方で、住んでいても楽しめる施設も減り、ヴェネチアの島に住んでいるメリットは年々少なくなり、それ故人口が減少し、最近では賃貸も住民よりも、観光客に貸すアパートが増加して行く一方です。商店やレストランなども家賃が高くて数カ月ごとに変わっています。一方で変わらないのは、何世紀たっても建物や島の景観と商売重視の商人気質のヴェネチア人達です。

 

食文化

徒歩移動が多いヴェネチアの街では、気軽にひと休みできるカフェから地元人に人気のバール、パスティッチェリア(お菓子屋)は足を休めるに最適な場所です。イタリア人の暮らしに欠かせないカフェやバールではエスプレッソを立ち飲みしたり、軽いランチを食べてはいかがですか。またバカロ(ヴェネチア風居酒屋)で、ヴェネチアならではの食前酒を立ち飲みしてはいかがですか。軽く食べたり、ひと休みしたりする時に立ち寄るヴェネチアならではの歴史あるカフェ、バール、バカロ、パスティッチェリアでの食文化の楽しみ方ご案内します。

 

カフェ Caffè 

ヴェネチアの歴史を感じさせる老舗のカフェでコーヒーのひとときはいかがですか。

歴史深いヴェネチアのカフェ文化

ヴェネチアは国際貿易都市であったことも影響し、コーヒーがいち早く輸入された歴史があります。1600年代初めに中東からヴェネチアに輸入され、それからヨーロッパに広まりました。最初のカフェはサン・マルコ広場に1683年にオープンし、数年間で数もいっきに増え、100年後には24個のカフェが広場にあったと言うことですから、ヴェネチア人の生活に欠かせないものだったことは伺えます。このようにヨーロッパでも最も早くカフェ文化が花開き、今でも歴史的なカフェが数多く残されている街です。
上流社会の社交場だったカフェ。当時の面影を残す内装やカメリエーレ(ウェイター)の正装コスチュームに、ヴェネチアらしいカフェの歴史を感じることができます。
歴史的なカフェの代表は、サン・マルコ広場に集中してあります。最も歴史の古いカフェ・フロリアンから、カフェ・クワードリ、カフェ・ラヴェンナなどがあります。

カフェ・フローリアン Caffè FLORIAN

1720年創業、ワーグナーやプルーストなどの文化人や芸術家たちも足しげく訪れたという老舗です。春から夏にかけては店先で生のミニオーケストラの演奏が行われ、サン・マルコ大聖堂や広場を眺めながら、テラス席で演奏を楽しめます。当時の豪華な内装がそのまま残った室内席など、どこに座っても美しいひと時が過ごせます。カーニバル時期は、貴族風衣装で着飾った人たちが席を埋め、昔にタイムスリップしたような風景に出会うこともあります。

 

バール Bar 

ヴェネチアらしいひと時が過ごせる地元人に人気のバールでサンドイッチやパニーニはいかがですか。

イタリア全土にどこにもあるバールですが、各土地の特色が感じられます。バールでは、通常コーヒーからサンドイッチ、パニーニ、クロワッサン、小型のケー キ、更にワインや食前酒などもあつかっています。朝ならクロワッサンとコーヒーやカプチーノなどを、お昼はサンドイッチやパニーニを、おやつの時間なら小 型のケーキとコーヒーなど召し上がっていただけます。

ヴェネチアでは、他の都市に比べてもtramezzino(トラメッジーノ)と呼ばれ るサンドイッチの種類が豊富です。トラメッジーノは、柔らかい食パンにハム類、チーズ、卵、野菜を挟んでたっぷりとマヨネーズを加えたサンドイッチ のことです。ヴェネチア人の大好物なので、バール側も期待に応えるべく、食べるのが難しいくらい山のように盛り上がった具沢山のものが店頭に並んでいま す。ヴェネチア人に人気バールでトラメッジーノを味わってみてはいかがでしょうか。