イタリア最大ガルダ湖のシルミオーネ、ヴェネト州赤ワイン産地で「アマローネ」のワイナリーとヴェローナ 

- ガルダ湖シルミオーネ

- 「アマローネ」ワイナリー訪問

- ヴェローナ

ご希望に応じて、現地の公認ライセンスガイドがご案内差し上げます。

 

ガルダ湖 シルミオーネ(Sirmione)

人口約7400人の小さな町です。シルミオーネ半島は、ガルダ湖に突き出た細長い岬で、湖の素晴らしい景色を一望できる非常に美しい場所です。ガルダ湖はイタリアの中でも有名なリゾート地の一つです。何万年前この地域は氷河に覆われていました。氷河時代終わり、溶け出した氷の水はその谷に溜まりこのガルダ湖になりました。今日のガルダ湖の形は細長く、北は幅狭く、南は幅広くなっています。ガルダ湖は高い山々に取り囲まれ冷たい風を防ぐおかげで、北部に位置していながら温暖な気候です。冬でも平均気温は2〜3℃、夏は23〜25℃と地中海のような気候です。そのおかげで、北部では珍しくオリーブの木、レモンの木などの栽培が行われています。特にガルダ湖周辺の丘ではブドウ栽培が最適と言われており、ガルダ湖で作られるワインは世界的にも有名です。例えばバルドリーノ、クストーザ、ルガーナなどがあります。

13世紀ヴェローナを統治していたスカラ家の城塞があり、最上階から素晴らしいエメラルドグリーンの湖が眺められます。城塞を潜り抜けると、町独特の狭い小路に沢山の店が並んでいて、盛んに花を付けたつる草に壁を覆われた家から道が左右に分岐してまた一つになったり、道をまたがるように建てられた家があり、タイムスリップしたような感覚も楽しめます。こうした町並みを通り過ぎて岬に近づくいていくとローマ時代の遺跡があります。ローマ時代には既にリゾート地として存在しており、今日もリゾート地としても有名です。その証拠として、岬の先端にローマ時代の別荘跡が発見されました。当時有名だった詩人カトッロスの一族がこの別荘を所有して大変豪華な建物で村のような大きさがあったそうです。ローマ帝国絶滅後、廃墟となり16世紀になり、ローマ時代の研究が進むにつれ、シルミオーネの調査や発掘が行われている最中に、草木の間から見えた遺跡が洞窟に見え、カトッロスの洞窟と名付けられたそうです。シルミオーネにはオペラ歌集マリア・カラスが住んでいた屋敷も残っています。イタリアは日本と同じく火山国で、北から南まで至る所に温泉が湧き出ています。日本と同様に、場所によって様々な治療効果の成分が入っています。ガルダ湖の南部には温泉が多くあり、シルミオーネの温泉はこのガルダ湖の温泉の一つです。シルミオーネの半島から200メートル離れたガルダ湖の温泉が湧いており、ポンプでホテルなどに送られています。

 

アマローネ(Amarone)

アマローネはヴェネト州ヴェローナ近郊の「ヴァルポリチェッラ地域」で造られる伝統なワインです。この地域は日当たりの良い葡萄畑が連なり、ソアヴェ地域やバルドリーノ地域といった、ヴェネト州を代表するワイン産地が広がっています。小高い丘の上から見える湖は「ガルダ湖」です。極上ワインの代表格で、陰干しには質の高い葡萄が必要とされるため生産量が限られています。アンティークワインとして、ヴァルポリチェッラの魅力溢れるワインとして世界中で愛されています。アマローネ用の葡萄収穫は9月下旬~10月上旬にかけて、十分に完熟した葡萄を品種ごとに素早く手摘みで収穫します。アマローネ用に選別された葡萄はひと粒ずつ丹念により分けられます。 少しでも未熟な実があったりするとカットされてしまいます。ちなみに、房の部分で一番良いのは「房の上部」とされています。これは樹液が最初に運ばれる部分で、糖度の高いまさにアマローネ向きの実が成るそうです。

アマローネ製造で最も重要なのは、ブドウを陰干しする工程です。ブドウは、健康なコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラを使用します。収穫した葡萄は潰さないように風通しの良いヴェローナ特有の竹製の乾燥棚に置いて乾燥させます。近年はプラスチック製のケースが普及してきています。陰干しを行う部屋はとても重要で、一定した温度と湿度、風通しが良いなどの全条件をかねていなければなりません。この部屋でブドウはカビがつかないよう、厳しいチェックを受け、糖度が高まるまで徐々に水分を蒸発させます。約120日間の陰干しを終え、1~2月の時期になると葡萄は圧搾され皮ごと長期間マラシオン(葡萄の個体の中の成分を液体へ抽出し、果皮や種をブドウ自身のジュースに漬け込む状態)されます。その後、発酵が始まり糖分がアルコール化します。熟成は、収穫の後の1月1日から数えて2年と決まっています。アマローネは20年熟成させることもできますが、他の熟成赤ワインと違い、まろやかなタンニンと瑞々しさから若いうちからも楽しめます。

 

ヴェローナ(Verona)

ローマ帝国時代からローマとドイツはじめとした北ヨーロッパを結ぶ縦線の交差するところにある故、交通の要所として、街として大変栄えていました。中世にはスカラ家統治の下、全盛期を迎えます。15世紀以降はヴェネチア共和国の支配下に入り、それ以後ヴェネチア共和国と同じ歴史をたどります。

ロー マ時代から繁栄してきた歴史ある街として、また各時代の建物が今日も残っており、世界遺産に登録されました。街の象徴であるローマ時代の円形闘技場(ア レーナ)では、夏には世界的に有名なオペラ音楽祭が行われます。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」の戯曲の舞台としても有名で、ジュリエットの家 も有名な観光名所となっています。ローマ時代の建築物の旧市街、アレーナエルベ広場からスカラ家のお墓シニョーリア広場、ジュリエットの家、ロミオの家など中世の街並み、ヴェネチア共和国時代の建築物を訪問しながら、一日でヴェローナの歴史を楽しんでいただけます。